3105のタマシイゴト。

発したい、魂の言葉を。

三十三回忌。

今年は父方の祖父の三十三回忌だ。

三十三回忌というのは、亡くなった故人を個人として追悼する最後の年だそうだ。
(以降は先祖代々の霊位として一括してよいとのこと。)

戦前は大阪で5本指に入るほどの腕前を持つケーキ職人だった祖父。

1代で工場や喫茶店を構えるほど身を叩き上げ、家庭では8人の子宝にも恵まれた。

しかし戦争を機に没落。

晩年はあれほどの栄華を極めた人とは思えないほどの寂しい最期だったらしい。


8人の子どもたち(つまりは私の父や叔父たち)は歳を取り、兄弟をまとめていた長女の叔母は6月に亡くなった。

今日、父から電話がかかってきたので、三十三回忌のことを話した。

父はすっかり忘れていたようだったけれど、兄弟に連絡してみると言ってくれた。

これを機に、少しでも父の兄弟がまた繋がったらいいな。