憧れ、からの。
昔からの憧れ。
音楽家。
特に、自ら作詞作曲する人。
文章家。
作家とかじゃなくてもよくて、面白い文章を書く人。
写真家。
目の前にある世界を、新たな視点で魅せてくれる人。
昔から、そういう表現者に憧れていた。
絵を描くことやデザインをすることが好きだった。
文章を書くことは得意と思っていなかったけれど、たまに本気出して書いた作文が入賞したりすることもあった。
何かしらの手段で自分を表現すること。
これがずっと私がやりたかったことなんだろうと思う。
漠然とだけどやりたいことがあって、でも手を伸ばさなかったのは、それを得意な誰かがすでにいたから。
追いつけるわけなんてないし、自分なんて敵いっこないと思っていた。
スタート地点にすら立たない、私はただの臆病者だった。
でも最近はこう思う。
すでにいたその誰かだって、はじめは何もなかっただろうし、自信もなかったかもしれない。
その先に手を伸ばしたか、伸ばさなかったか、ただそれだけの違いなんだって。
齢31歳。
ずいぶんと憧れをこじらせて生きてきた。
もうこれ以上こじらせたまま生きたくないと思う。
憧れ、からの脱却。
まずはこのブログを続けることから始めたい。